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45W入力が必要なノートパソコン用USB充電器の最適解、Anker Nano II 45W

ノートパソコンに付属する充電器って大きくて重いものが多いですよね。昔は、充電用ポートが専用に近い口径のものだと互換品を探すのが大変だったのですが、ノートパソコンがUSB-Cポートで充電できることが当たり前になってきていますよね。小型かつ軽量のUSB充電器を探している人も多いと思いますので、個人的にはノートパソコン用USB充電器の最適解だと思っているAnkerの製品を紹介したいと思います。

Anker Nano II 45W

仕事用途でも使われているWindowsが搭載されたThinkPad X1 CarbonやVAIO SX14など14インチ程度のノートパソコンはUSB-Cポート経由で45W入力するとフルスピードで充電できる機種が多いです。ただし、例えばVAIO SX14ではUSB-Cポートに接続するUSBドッキングステーションを使う場合、最大消費電力15Wが必要になるため、標準では65W出力が可能になるUSB充電器が付属しています。ただし、出先などUSBドッキングステーションを使わない場合には、上に書いたように45W入力でフルスピード充電が可能になっています。そのため、持ち歩き用のUSB充電器として45W出力が可能なものが必要です。様々な会社がUSB充電器を発売していますが、Ankerは昔からUSB充電器を開発していて我々ユーザとの信頼関係も構築できているメーカーなので、充電系の製品はAnkerを指名買いすることが多いです。

Anker製品の中で45W出力が可能な小型軽量なUSB充電器を探すと、USB PD対応のUSB-Cポートを一つ備えた製品が二つあり、2021年5月に発売されたAnker Nano II 45Wと2023年4月に発売されたAnker 313 Chargerです。ちょうど、2021年に45W対応USB充電器が必要になったので、Anker Nano II 45Wを購入しました。本製品は、他のAnker製品と同じように箱の中にUSB充電器が入っています。見づらいとは思いますが、他製品だと単純に箱の中にUSB充電器本体が入っているのですが、本製品はプラスチックに覆われたケースの中に収納されています。ちょうど、GaN IIという名前が付いた窒化ガリウム搭載USB充電器を省サイズ化するための技術を搭載した最初の製品だったので、梱包も少し豪華だったのでしょうか。

Anker Nano II 45Wはサイズが約35 ☓ 38 ☓ 41mmであり、一般的な充電器と比較して35%小型化されたと公式Webサイトに書かれているように非常にコンパクトです。形状はほぼ正方形で、電源プラグを折りたためるタイプになっています。

現在使っているノートパソコンVAIO SX14は2021年モデルから昔ながらの充電端子を廃止して、USB-Cポート経由での充電のみに対応しています。VAIO SX14の2021年モデルに標準で付属しているUSB-C充電器 VJ8PD65Wは奥行きが6cmですが、Anker Nano II 45Wは奥行きが4.1cmと約32%小さくなっています。参考までに他のUSB充電器とサイズ感を比較してみます。特に、昔iPhoneに付属していた5WのUSB充電器とほとんと同じサイズ感なのには驚きます。

VAIO SX14に付属しているUSB充電器も十分に小型・軽量ですが、Anker Nano II 45Wのさらにすごい点は重量です。VAIO SX14付属のUSB充電器が164gですが、Anker Nano II 45Wは68gと約60%軽量です。もちろん、VAIO SX14付属のUSB充電器はケーブルを含んだ重量なので単純比較はフェアではありません。例えば、現在使っているAnkerのUSB-Cケーブル18gを含めると約50%軽量となります。

Anker 313 Chargerとの違い

結論から書くと、ノートパソコンとアップルのiPhoneやiPadを使っている人はどちらを選んでも違いはありません。また、新しいサムスンのスマホ(S23とS22系)を持っている方には、Anker 313 Chargerの購入をお勧めします。

Anker Nano II 45WとAnker 313 Chargerはサイズや重量がほぼ同じなのですが、対応する高速充電規格PPS(Programmable Power Supply)出力が異なっています。そのため、新しく販売されたAnker 313 Chargerは対応するPPS範囲が広く、新しいサムスンのスマホ(S23とS22系)を持っている人はAnker 313 Chargerを購入するのが良いです。PPSはサムソン製品のみが採用している規格で、アップルのiPhoneやノートパソコンを使っている人には関係ない話なので、価格やデザインで選んで構いません。参考までに、アップルは(説明を簡単にすると)USB PDというノートパソコンでも採用されている高速充電規格に対応しています。

Anker 313 Chargerと同時に発表されたUSB充電器は全面ブラックになっている製品が多く、それ前後に発売されたUSB充電器はブラックにシルバーがアクセントとして表面に配色されています。米国のAnkerは、Anker 713 Charger (Nano II 45W)とAnker 313 Charger (Ace, 45W)という日本とは異なった名称で販売しています。米国のAnkerは7シリーズがフラグシップ系製品、3シリーズが機能を絞って低価格で販売する製品、その中間が5シリーズという形で棲み分けています。複数ポートを持つUSB充電器は重量やサイズ、機能が異なるのですが、Anker Nano II 45WとAnker 313 Chargerはほとんど違いがありません。複数機器に対応するUSB充電器としては予算が許せば表面がシルバーのデザインを採用するAnker 7xxやAnker Primeの名前を持つフラグシップ製品をお勧めします。それとデザインを合わせて、表面がシルバーのデザインを採用するAnker Nano II 45Wを購入するという選択肢もあると思います。デザインは良し悪しではなく好みの問題なので、選択肢があるというのは良い点だと思います。

実際に使ってみての感想

ノートパソコンVAIO SX14の標準USB充電器は家で常にコンセントに接続しています。家ではUSBドッキングステーションを使っているため、ノートパソコンが必要とする電力45Wに加えて15W入力する必要があるため、65Wに対応する標準USB充電器は非常に使い勝手が良いです。そのため、Anker Nano II 45WはVAIO SX14を持ち出すときに使用することにしています。そのため、小型軽量という特長は非常に気に入っています。

また、標準USB充電器と違い、好きなUSBケーブルを差すことができるため、VAIO SX14だけではなく他のノートパソコンやスマホなど機器を使う環境に合わせることができます。ThinkPad X1 Carbonを使っていた時は、Anker Nano II 45Wを常にコンセントに差しておき、長めのUSBケーブルを接続して作業環境を構築していました。

Anker Nano II 45WはVAIO SX14やThinkPad X1 Carbonなど充電に45W電力が必要なノートパソコンを使っている人には非常にお勧めできる製品です。

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