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ラズパイ

FlircのRaspberry Pi(ラズパイ)ケースからGPIOを延長するケーブル

Flircのラズパイケースを購入して、デザインと排熱性能には非常に満足しているのですが、I2S接続のDACを使うためには内部のGPIO端子を外部に延長する必要があります。そのため、GPIO延長ケーブルを購入しましたのでレビューします。

今回、購入したのはSupTronicsというRaspberry PiやJetsonなど小型コンピュータ向けのアクセサリを販売しているメーカのGPIO延長ケーブルです。この製品は、ラズパイの40品のGPIOを延長するために使用するオス-メスタイプのケーブルで全長が30㎝です。ラズパイのGPIOは40ピンなのでIDEケーブルでも代用は聞きますが、IDEケーブルだと中央部分のピンがなかったり差し込み部分の穴が埋まっていたりする製品もあるので購入する際には注意が必要です。このケーブルはラズパイ用を謳っているだけあってそのような問題がないので安心して使用することができます。

ラズパイのボートにはオスのGPIOインタフェースが備わっているので、ここにメス側のケーブルを差し込みます。下の写真の右下を見てもらうと分かると思いますが、ネジ穴とケーブルの端っこが近い位置にあります。実は、この部分が干渉してケース内に収納することができません。正直、買うときにはここまでは考慮できていませんでした。

そのため、ケースの干渉する部分を避けるためにケーブルの端っこを数ミリ程度削りました。ケーブルの端子部分はプラスティック製なので比較的容易に削ることができます。端子部分とケーブルの距離が比較的近いのでケーブル自身を削ってしまうことがないように注意が必要です。注意が必要と書きましたが、削っているときにケーブル自身に触れてしまって危うく削ってしまうところでした。また、横のプラスチック部品で挟み込んだケーブルを固定する仕組みになっているらしく、ケーブルと端子部分が外れそうになるので、ケースに収納する際には注意が必要でした。こちらも実際にケーブルの固定部分が外れそうになりました。

最初は家にあったバゲット用ナイフで削ってたのですが、ケースと干渉する部分が丸くなっていて、きれいに処理することができなかったので100円ショップで紙ヤスリを購入して削りました。端子部分の横を干渉する部分に合わせて削ると、ケーブルをラズパイのGPIO端子に接続して斜めからケースに収納することができました。

以前、紹介したようにFlircのラズパイケースにはGPIOケーブルを外に出すためのスペースが確保されています。写真では見づらいかもしれませんが、ケース下部と横の部分に縦方向に隙間があり、その部分を使ってケーブルを外に逃がすようにできています。そのため、ケーブルによってケース自身が浮き上がったりもしないので、仕上がりは非常にきれいになります。きっと、ここまで考えてケースを作っていると思うのですが、本当によく考えて作ってるなあと感心しました。

最終的には、このような形になりました。使っているラズパイはRaspberry Pi 4Bなのですが、発熱量が非常に多いです。そのため、GPIOをケース外に延長することで接続予定のDACから離すことができるので、ラズパイ本体の熱やラズパイ内部で発生するノイズの影響を軽減できるのではないかと期待しています。一方で、GPIOを延長することでノイズが乗る可能性もあると思うので、一長一短はあるのかもしれません。また、ケーブルの長さが30cmあるのは少し長すぎるかもしれません。これも用途次第でしょうか。

少しの加工が必要でしたが、最後はきれいにGPIOを延長することができたので、非常に満足しています。

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