ルータやNASなど複数デバイスやケーブル類がごちゃごちゃと収納されているので整理したいとずっと思っていました。今回、山崎実業のスタック可能なルーター収納ケースを買ってみましたので、本体と整理結果をレビューしたいと思います。
ルーター収納ケース
今回購入したのは、山崎実業の「重ねられるスリム蓋付きルーター収納ケース スマート」という製品です。この製品は、ルーターやHDDボックスなどを収納するプラスチック製のボックスです。
本体のサイズは幅 9.7cm × 奥行 20.2cm × 高さ 22.2cmで、重量は約430gです。本体は、ルーターを最大2台くらいまで収納することができます。例えば、テレビ裏に隠してもよいですし、シンプルなデザインなのでテーブルやどこかの隙間に置いてもよいと思います。
この製品を買った最大の理由は、縦にスタックできることです。幅が10㎝弱なので収納スペースの隙間に置くことができて、情報ボックスから下まで空いているスペースを縦に活用できれば効率的ですよね。
製品は本体と同じサイズくらいの箱に入っていて、蓋とテレビ裏のVESA規格対応のテレビに取り付けるための部品、取り付けるための説明書が入っています。
今回はこの製品を3個買いました。
実際に使ってみての感想
スーツケースや掃除機など大きなものを保管する収納スペースがあるのですが、このスペースに上のほうに情報ボックスという部屋間のLANケーブルを接続するハブやテレビ用アンテナの集約装置が入っています。
情報ボックスには、契約した光回線を家に引き込むためのONU装置が入っています。光回線インターネットを使用するためのルータやWiFiアクセスポイント、NASなどを導入すると情報ボックスに入りらなくなりました。なんとか情報ボックスに収納しようと頑張ったのですが、あきらめて情報ボックスの下に色々とデバイスが転がっている状態です。
ソフトバンク光のインターネットを契約しているので、ONU装置から緑のLANケーブルでソフトバンクのルーターに接続しています。このルーターのWiFi機能は使用せず、バッファローのWZR-1750DHP2という2013年に発売された無線ルーターを使っています。昔のルーターですが、11acに対応している機種でスループットも悪くないので今は無線アクセスポイントとして使っています。この無線ルーターは黒い部分がラバー加工のゴムになっていて経年劣化でゴム部分がネチャネチャしています。ネチャネチャしている部分に埃などがくっついてお世辞にもきれいな状態ではないですね。バッファローの無線ルーター横には最近買ったSynologyのNASを置いています。
色々とデバイスを置くと必然的に電源や有線LANコードが増えてさらにごちゃごちゃしてきますよね。この場所に電源と有線LANポートがないので、上の情報ボックスから電源と有線LANケーブルを下まで這わせています。少し長めの電源タップがなかったので、すごく長めの電源タップを使っています。その電源タップのケーブルでますますごちゃごちゃになってしまっています。
収納ケースを3個買って、3階建ての収納ケースタワーを作ってみました。3つのデバイス全てが電源アダプタが外にあるタイプだったので、重くなる電源アダプタを一番下の1階、光回線用ルーターを下から二番目の2階、WiFiアクセスポイントを一番上の3階に設置しました。
電源コードを曲げるために意外とスペースが必要で、収納ケースの前後にケーブルなどを通すための穴があるのですが、その穴からケーブルがはみ出ています。これくらいはご愛敬ですね。また、光回線用ルーターは、ちょうど隙間から動作状況も見えます。といっても日ごろは特にみる必要がないのですが、閉め切って熱がこもることを防いでくれるはずなので、少しは穴が開いていたほうが良いと思います。
写真を見るとわかると思いますが、3階部分の無線LANルーターが収納ボックスに入りきらずに上が浮いています。これは予想外です。無線LANルーターが21cmで収納ボックスが22㎝なので問題なく入ると思っていました。実際に収納ボックスの内側の高さを測ってみると、21㎝弱でした。ということは、収納ボックスが高さ 22.2cmというのは、外から測ったサイズだったようですね。
最終的にはこんな感じになりました。収納スペースのドア横の狭い隙間にちょうど収納ケースが収まったので、ケースが物を取り出すときに邪魔になることがないので、非常にすっきりしています。ごちゃごちゃしていた電源ケーブルが1階部分に収納できているので、必要最低限のケーブルが出ているだけです。
収納ケースを積み重ねてもデザインが非常にシンプルで見た目も悪くないと思います。一応、反対側にVESA規格対応ディスプレイなどに接続するための穴があるので、そちら側を奥にすると特に違和感がありません。ルーター収納用の家具だと幅が1.5倍くらいのものが主流なので、このケースのように隙間に入れるのは難しいですね。
逆に、幅が10㎝弱と狭いので、NASなど少し幅広のデバイスが入らないという弱点があります。あくまでルーター収納用と考えたほうが良いと思います。公式Webサイトでは一つのケースに2台入ると書いてありますけど、余分なケーブルの収納などを考えると一つのケースに一台収納するのがすっきり整理できると思います。ケース一つ1500円弱なのでお手頃ですし、家具と違って不必要になった場合でも処分もしやすいし、分解して他の部屋の無線ルーターの収納やテレビ裏の収納スペース確保に使うこともできるので使い勝手も良いと思います。
良かったら検討してみてください。
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