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パソコンとスマホの同時充電が快適になったUSB充電器、Anker Prime Wall Charger (67W, 3 ports, GaN)

仕事でパソコンとスマホを使うことが多いので、それら二つを同時に充電するためにUSB充電器をずっと探していました。また、旅行の際にはスマホとタブレット(もしくはモバイルバッテリー)に加えてApple Watchを充電するので、USB-Cポートが二つとUSB-Aポートが一つあるUSB充電器が理想でした。Anker製品を複数購入していたのですが、2023年8月に発売されたAnker Prime Wall Charger (67W, 3 ports, GaN)を購入したので、レビューしたいと思います。

複数機器出力に対応したAnkerのUSB充電器

ノートパソコンに45W、スマホに20W出力するためにUSB-Cポートが二つあり、さらにApple Watch充電用にUSB-Aポートが欲しかったので、これらを満足するAnkerのUSB充電器を3つ購入しました。それぞれの製品の違いは以下の通りです。Anker 735 Charger (GaNPrime 65W)以降ではPowerIQ 4.0に対応しているため、複数機器への出力最適化が可能なDynamic Power Distributionや温度管理と出力制御のための監視回数が2倍に強化されたActiveShield 2.0に対応したことが大きな違いです。

製品名Anker Prime Wall Charger (67W, 3 ports, GaN)Anker 735 Charger (GaNPrime 65W)Anker PowerPort III 3-Port 65W Pod
製品画像
USB-Cポート数(最大出力)2(67W)2(65W)2(65W)
USB-Aポート数(最大出力)1(22.5W)1(22.5W)1(22.5W)
PowerIQ4.04.03.0
USB Power Delivery(PD)対応対応対応
Quick Charge 3.0対応対応対応
Dynamic Power Distribution(複数機器への出力最適化)対応対応
ActiveShield(温度管理と出力制御)2.02.01.0
サイズ約50 x 40 x 39mm約66 x 38 x 29mm約66 x 38 x 29mm
重さ約144g約132g約130g
発売日2023年8月2日2022年8月29日2022年2月14日

Anker 735 Charger (GaNPrime 65W)とAnker PowerPort III 3-Port 65W Podへの不満

3つの製品を購入したと言っても同時に購入したわけではありません。2023年7月に当時の最新機種だったAnker 735 Charger (GaNPrime 65W)を購入したのですが、新しく実装された複数の機器への出力を最適に配分する機能がイマイチでした。仕事で充電のために45W入力が必要なノートパソコンを使っているのですが、ノートパソコンをUSB充電器に接続した後にスマホを接続すると問題なく二つの危機を充電することができます。ただし、会議などで一時的に離席した後にノートパソコンを接続すると、OS(Windows10)上で45Wより低い33Wしか入力されていないと警告が出ました。調べていると、スマホをUSB充電器に接続している状態でノートパソコンを接続すると、ノートパソコンへの電源出力制御が上手くいってないようで33W出力になっているようです。

これが不満でUSB-Cからの出力が45Wと20Wに固定されているAnker PowerPort III 3-Port 65W Podを購入しました。この製品では、一番上のUSB-Cポートにノートパソコンを接続して充電すると45Wに固定されています。また、真ん中のUSB-Cポートにスマホを接続すると20Wで充電することができます。ノートパソコンを接続するポートさえ間違えなければ、上記のような警告は出ることはなくなりました。デジタル製品はできるだけ最新版を使いたかったので不満がありましたが、Anker 735 Charger (GaNPrime 65W)を使って33Wで充電され、バッテリーが減る状況に陥ることは避けたかったのでAnker PowerPort III 3-Port 65W Podで妥協しようと思っていました。

と思っていたら、Anker Prime Wall Charger (67W, 3 ports, GaN)が発売されたので、上記の問題が解決されていることを期待して購入しました。

Anker Prime Wall Charger (67W, 3 ports, GaN)の外観と仕様

Anker Prime Wall Charger (67W, 3 ports, GaN)は2023年8月に発表・発売した最新のUSB PD3.1規格などAnker Primeシリーズの一つです。USB PD3.1は、最大240Wの電力を供給できることが一つの特徴になっているので、最大出力が67Wである本製品には大きな影響はなさそうです。

最近のAnker製USB充電器のパッケージは黒ベースに変わってきてますね。中身は今までと変わりなく、袋に包まれたUSB充電器本体と説明書が入ってます。

デザインは今までの製品とほとんど変わりないですね。Ankerロゴと複数ポート向け技術ブランドのGaNPrimeロゴが印字されています。昔のAnker製USB充電器はロゴの色がもっと白かったのですが、最近の製品はロゴの色がグレーよりになってますね。個人的にはロゴが目立たない方が好きです。

サイズを比較するためには、他の製品と比較したほうが分かりやすいので、ポート数や出力など仕様が同等でいわゆる旧製品となるAnker 735 Charger (GaNPrime 65W)と比較します。Anker Prime Wall Chargerのサイズは約50 x 40 x 39mm、Anker 735 Chargerのサイズは約66 x 38 x 29mmです。長さは1.1cm短くなりましたが、表面のフットプリントが40%程度大きくなりました。

重量は、約132gから約144gと12g程度重くなりました。Anker製品の中身を見たことはありませんが、製品が新しくなりポート数が増えると重量は増えていきます。例えば、ノートパソコン単体を充電する際に使っている45W出力に対応したAnker Nano II 45Wは約68gと、Anker Prime Wall Chargerの半分の重量です。

フットプリントの違いは近づけてみると違いがよく分かります。高さは仕様上は2mmの違いがあるのですが並べてみるとほとんど変わりません。一方で、幅は1cm=34%程度大きくなっているので、かなり違いが分かります。

複数機器の充電制御は改善されました!

まず、Anker Prime Wall Charger (67W, 3 ports, GaN)を購入した目的だった複数機器の充電制御が改善されたかテストしてみました。結論から書くと、Anker Prime Wall Charger (67W, 3 ports, GaN)では、Anker 735 Charger (GaNPrime 65W)の問題が改善されていました。

テスト方法としては、USB充電器のUSB-CポートにUSB-CケーブルとLightningケーブルを差しておきます。LightningケーブルにiPhone SE (第 3 世代)を接続して充電状態にします。その状態でUSB-Cケーブルにノートパソコンを接続して上に書いた「33Wの充電器が接続されました」という警告ができるかどうかを確認しました。2回ずつ試した結果は、Anker 735 Charger (GaNPrime 65W)では2回とも警告が表示され、逆にAnker Prime Wall Charger (67W, 3 ports, GaN)では2回とも警告が表示されませんでした。

両製品共、仕様説明ではPowerIQ 4.0に対応し、「複数の機器への出力を最適に配分する機能を備えています」と同じ言葉が書かれていたので、改善されるか心配していたのですが、結果が良い方向に転びました。正直、これだけでAnker Prime Wall Charger (67W, 3 ports, GaN)を購入して満足しました。

実際に使ってみての感想

上に書いたように、複数機器の充電制御が改善されたことで大満足です。これで、仕事でノートパソコンを使っているときにバッテリーが減るかもしれないという心配がなくなりました。

また、今までは旅行や出張でホテルの壁に備え付けられているコンセントにAnker 735 Chargerを差してiPhoneと同時にApple Watchを充電すると、USB充電器が横に長く飛び出ていて、かつApple Watchの重さもあり不安定になっていました。Anker Prime Wall Charger (67W, 3 ports, GaN)は、Anker 735 Charger (GaNPrime 65W)と比較して長さが1.1cm短くなったので、安定してくれると期待しています。

まだ、この製品を使って旅行や出張などは行ってないので、感想は今後アップデートしたいと思います。

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