ラズパイにRaspberry Pi OSをインストールして、Spotifyで音楽をBGMとして再生するために使用しています。Spotifyを操作する際には、スマホのVNC Viewer経由でブラウザ版のSpotifyプレイヤーを使っています。Spotifyはプレイリストを選択して再生・停止や音量調整するなど基本的な操作をするだけなので、ディスプレイには画面は出力せずVNCで操作しています。
ラズパイは、HDMIにディスプレイが接続されていない状態で起動すると、画面の出力先がコンポジットに切り替わってしまいます。VNC設定の問題かもしれませんが、この状態ではスマホのVNC Viewerでラズパイに接続することができません。この問題を防ぐためには、以下の手順でラズパイの設定を変更します。
まず、テキストエディタで/boot/config.txtを編集します。「まず」というより、設定編集するだけで終わりです。例えば、nanoで編集する場合は以下のようにコマンドを入力します。
sudo nano /boot/config.txt
config.txtの中で以下の部分を探して下さい。
#hdmi_force_hotplug=1
上記部分を以下のように変更して、hdmi_force_hotplugオプションを有効にします。
hdmi_force_hotplug=1
これで、HDMIにディスプレイが接続されていない状態でもVNC経由で操作可能になります。config.txtを変更することで、ディスプレイ関連の設定が変更できます。詳細は以下の公式サイトを確認下さい。
いくつか必要になりそうなものを紹介しておきます。
起動時の解像度を指定するためには、/boot/config.txtのhdmi_groupとhdmi_modeを変更する必要があります。
例えば、解像度を720Pに固定するためには、以下の通り設定して下さい。
hdmi_group=1
hdmi_mode=4
また、解像度を1024 x 768に固定する場合は、以下の通り設定して下さい。
hdmi_group=2
hdmi_mode=16
もし、起動時に接続しているHDMI接続のディスプレイが電源ONにならないようにするためには、以下の通り設定してください。
hdmi_ignore_cec_init=1
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