国内版のiPhoneはカメラで撮影するときにシャッター音が強制的に鳴ってしまうので、海外版が欲しい方も多いと思います。ということで、新しいiPhone SEの海外版について調べてみました。
海外版iPhoneのメリットとデメリット
旅行などで訪れた美術館とか仕事やプライベートで参加したイベントなど静かに写真を撮る必要があるときにシャッター音が強制的に鳴るのは問題です。標準以外のアプリを使うことでシャッター音を変えたり消したりすることはできるのですが、その他のアプリから標準カメラアプリが起動されるケースもあるので標準カメラアプリでシャッター音が鳴らないのがベストです。
iPhone SEかどうかに関わらず、iPhoneのカメラで写真を撮っている人は多いと思います。シャッター音が鳴らないほうが良いのは言うまでもないと思いますが、シャッター音が鳴らない海外版を買うのが一概に良いと言えるほど単純ではありません。今まで、複数の海外版iPhoneを使ってきたのですが、以下のように色々と問題があります。
- 技適マークがないモデルがあり、実質的に日本国内では使用できないケースがある
- 各国で販売されているモデルで対応周波数が異なり、日本国内の通信キャリアで使用できないことがある(特に、auで問題が発生)
- 日本国内で海外版iPhoneは売ってないので、そもそも買うのが難しい
技適マークと国内キャリア対応
技適マークと対応周波数はiPhoneのモデル番号によって決まることが多いのですが、日本国内で販売される新しいiPhone SEのモデル番号はA2296です。これは、多くの国々と同じモデルのようで、いわゆるグローバルモデルですね。
他にどんなモデルがあるかというと、米国とカナダとプエルトリコ、アメリカ領ヴァージン諸島がA2275、中国本土がA2298です。
iPhone 11でも日本が多くの国々と同じグローバルモデルに入って海外版iPhoneで技適が付いていたこともあり、新しいiPhoneも海外版に技適マークがあることが期待できます。
実際、同じモデル番号の英国のWebサイトで仕様を確認すると、「CDMA EV‑DO Rev. A (800, 1900 MHz)(Japan location only)」という記述がありました。英国だけではなく、フランスやドイツ、イタリアやスペインでも同じ意味の記述がありました。使用されない周波数が仕様表に記載があるということは、日本で使用される端末と同じものが販売される可能性が高いです。そのため、グローバルモデルは技適マークも付いていて、auやNTT DOCOMO、SoftBankに代表される各通信キャリアがサポートする周波数に対応していて、契約できそうな予感です。
これだけだったら何も問題なく、A2296を買えばいいのですが問題があります。日本国内やヨーロッパと同じモデル番号を使用するシンガポールやタイではCDMA関連周波数の表記がないです。
海外版iPhoneをどうやって手に入れるか
海外版iPhone購入については、私が実際に試したことがある海外の現地で買うか海外通販サイトで日本国内に発送しているところで買うというのが選択肢ですよね。ヨーロッパ在住の方は現地で買うのが正解のような気がします。
有名どころの海外通販サイトだと、EXPANSYSとETORENが有名ですよね。どちらのWebサイトもどの国のモデルか不明なので問い合わせ中です。わかり次第、この記事を更新します。
2020年5月6日更新:
EXPANSYS:香港版もしくはシンガポール版が確定しました。ということで、A2296ですね。
ETOREN:Twitterなどを見ると、こちらも香港版もしくはシンガポール版で確定のようですね。ということで、こちらもA2296です。
ただし、シンガポール版のA2296はCDMA関連周波数の表記がないことが気になっています。
コメント