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「睡蓮」のモデルになったフランス パリ郊外のジヴェルニーにあるモネの家と庭園

クロード・モネってどんな画家?

クロード・モネ(Claude Monet, 1840年11月14日 – 1926年12月5日)は、フランス北部のノルマンディー地方に生まれ、印象派を代表する「印象・日の出」や「睡蓮」連作など有名な作品を多く残しています。

モネは、交流が深かったルノワールやピサロと共に1874年に第1回印象派展をグループ開催して「印象・日の出」や「ひなげし」などを出展しました。「印象・日の出」はモネやルノアールなどが属した印象派の名前の由来になりました。

『印象・日の出』1872年。マルモッタン・モネ美術館
『ひなげし』1873年。オルセー美術館

モネは他の多くの画家と同じく経済的に苦労しましたが、いわゆるパトロンが経済的に復活した1881年から生活も少し安定し、南フランスなどを旅しながら絵を描いています。その際には交流があったルノアールと行動を共にしたこともあります。

1886年から1926年に亡くなるまでは、フランス北部のジヴェルニーに購入した家で、ひとつのテーマをさまざまな天候や、季節、光線のもとで描く「連作」が中心になっていきました。この期間で、「積みわら」や「睡蓮」という連作が生まれました。

『積みわら、夏の終わり』1891年。オルセー美術館
『睡蓮』1916年。国立西洋美術館

フランス、パリのオランジュリー美術館にある「睡蓮」の部屋は圧巻なのでパリ訪問の際はぜひお立ち寄りください。国立西洋美術館に展示されている「睡蓮」はこの部屋の大装飾画のための習作(練習のために描かれた作品)です。

オランジュリー美術館の「睡蓮」の部屋

モネの家と庭園ってどんな場所?

モネの家と庭園は、パリから北西に66km離れたジヴェルニーにあります。

「モネの家」というのは、実際にモネが晩年を過ごした家で、現在は美術館としてクロード・モネ財団によって運営されています。庭園で花が咲く4月から11月まで一般客に開放され観光地となっています。

門には薔薇のアーチ、次に長い小道を抜けると、モネ自らが手入れした「クロ・ノルマン」の庭園に続く。庭園には、季節ごとにモネが愛した色とりどりの花が咲く。家の内部には数多くのモネの作品や、モネが傾倒していた葛飾北斎、歌川広重、喜多川歌麿などの浮世絵コレクションが展示されている。庭園の外れにある別館では、モネのアトリエやサロンを見学することができる。さらに奥には、有名な作品のモデルとなった庭園の池には作品のモデルとなった睡蓮が浮かぶモネの池がある。日本庭園風のデザインで作られた太鼓橋も名高い

実際の風景

モネの家はすごく素敵でした。外観もツタが這っていてるけどメンテナンスされているのできれいです。部屋も各部屋ごとに趣が異なる内装やインテリアで日本絵画の部屋もあったりします。

モネの家前(iPhone 6s, ISO-25, ‎1/298 秒, f/2.2)
モネの家の室内(iPhone 6s, ISO-200, ‎1/25 秒, f/2.2)

もちろん目玉はモネの「睡蓮」が生まれた池、作品でも描かれた日本に影響を受けた太鼓橋など、池の周辺を歩きながらたくさんの睡蓮を見たときは本当に感動しました。
あいにく池を散策しているときは雨が降ったりしていたのですが、外に出ると快晴になりました。モネの外壁と青空、そしてフランスのおじいさんは雰囲気良いですね。

モネの庭にある池(iPhone 6s, ISO-25, ‎1/190 秒, f/2.2)
モネの家の外(iPhone 6s, ISO-25, ‎1/1374 秒, f/2.2)
モネの庭にある池(iPhone 6s, ISO-25, ‎1/159 秒, f/2.2)
モネの庭にある池(iPhone 6s, ISO-25, ‎1/199 秒, f/2.2)

お勧めの行き方

モネの家には、パリから電車でも行けますが、日帰りのバス観光ツアーをお勧めします。特に、数え切れないくらい利用したJTBグループ会社のMyBus(マイバス)をお勧めします。実際に、モネの家と庭園に行くときはMyBusさんにお世話になりました。バス観光ツアーだと、朝8時から13時前まで、もしくは昼過ぎ14時から19時前までの二つのパターンがあります。バスで連れて行ってくれるのですごく楽ちんですよ。(下のバナーをクリックすると、MyBusのモネの家と庭園のツアーのページが表示されます)

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