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新iPhone SEは8のサイズで最新チップ搭載、カメラ性能向上は限定的か?

何年もiPhone SEの後継機種のうわさ=期待が出ていましたが、突然、4月16日0時にAppleのWebサイトに新しいiPhone SEが現れました。ということで、Appleの新しいiPhone SEを紹介します。

新しいiPhone SEの価格

新しいiPhone SEは、AppleのWebサイトではiPhone SE(第2世代)とも呼ばれていて、4月17日午後9時予約受付開始、4月24日発売です。容量は、64GB、128GB、256GBから選択可能です。価格は容量によって違い、64GBモデルが¥44,800 (税別)、128GBが¥49,800 (税別)、256GBが¥60,800 (税別)です。最新機種の一番お買い得なiPhone 11が64GBで¥74,800 (税別)であることを考えると、約3万円ほど安いということになりますね。なので、Appleも「手にしたくなるものを、手にしやすく。」と言っています。

新しいiPhone SEのデザインと機能

新しいiPhone SEは、サイズと重量はiPhone 8と全く同じで、ブラック、ホワイト、レッド(=(PRODUCT)RED)の3色から選択可能です。全てのカラーで前面パネルはブラックになっています。

ブラック
ホワイト
(PRODUCT)RED

新しいiPhone SEはiPhone 8と同じサイズなので、iPhone 8の色と比較してみます。iPhone 8はスペースグレイ、シルバー、ゴールドの3色で展開しています。iPhonse SEのブラックはiPhone 8のスペースグレイと比べると黒が強くなりましたね。また、iPhone SEのホワイトがiPhone 8のシルバーと近い印象ですが、真前の通り真っ白になった印象です。また、良い色合いのゴールドがなくなりましたね。淡くておしゃれだったので残念です。iPhone Xから指紋認証センサを持つホームボタンが廃止されオールスクリーンデザインになったこともあり、全ての色で前面パネルがブラックになったことと合わせているのかもしれません。

スペースグレイ
シルバー
ゴールド

サイズがiPhone 8と同じなので、ケースはiPhone 7/8のものが利用できます。実際に、AppleのWebサイトを見ると、iPhone SEシリコーンケースの対応機種としてiPhone SE(第2世代)の他にiPhone 8とiPhone 7の記載もあります。

iPhone 8と比較して何が新しくなったのかというと、最新機種と同じチップ(A13 Bionic)を搭載したことが目玉でしょうか。A13 Bionicは、iPhone 6sや初代SEが搭載していたA9と比較するとCPUは2.4倍、GPUは4倍速くなっています。そのため、新しいゲームやなど性能が要求されるアプリやWebサイトも快適に動作して、操作性が大きく向上します。
また、iPhone 11シリーズから採用された最新規格Wi-Fi 6に対応しましたので、それまでのWi-Fi規格(802.11ac)と比較すると最大2.7倍速くなります。

基本機能はiPhone 8と同じなので、指紋認証センサ付きホームボタンやSuicaなどのNFC、耐水・防塵対応などもあります。ディスプレイやバッテリー駆動時間、ワイヤレス充電などもiPhone 8から仕様は引き継いでいます。

最近の機種では対応していて、iPhone 8では対応していなかったeSIMが使うことができますので、個人と仕事用で電話番号を使い分けたり、旅行で現地のデータ通信プランを使ったりすることができます。

新しいiPhone SEのカメラ性能は十分か?

新しいiPhone SEは、最新機種のiPhone 11と同じA13 Bionicが搭載されていますので、A13 Bionic 搭載の Neural Engineを活用したカメラ性能向上が期待できます。

ポートレートモードとポートレートライティングでボケ効果などを楽しめる

AppleのWebサイトを見ると、恩恵を受けていそうなのが「進化したボケ効果と深度コントロールが使えるポートレートモード」と「6つのエフェクトを備えたポートレートライティング(自然光、スタジオ照明、輪郭強調照明、ステージ照明、ステージ照明(モノ)、ハイキー照明(モノ))」ですね。

ポートレートモードでは、対応モデルの iPhone に搭載されているカメラを使って、被写界深度エフェクトを適用できます。背景をぼかし、被写体を際立たせた写真を撮影できる機能です。照明エフェクトを写真に適用し、ポートレートモードでセルフィーを撮ることもできます。

https://support.apple.com/ja-jp/HT208118

フェクトをポートレートモードの写真に適用できます。顔の造作を明るく照らす「スタジオ照明」、明るさの強弱を付けて印象的な陰影を作る「輪郭強調照明」、被写体だけにスポットライトを当てる「ステージ照明」、ステージ照明と同様で、なおかつ古典的なモノクロ表示の「ステージ照明 (モノ)」、白を背景にグレイスケールの被写体を収める「ハイキー照明 (モノ)」の中から選択できます。

https://support.apple.com/ja-jp/HT208118

次世代のスマートHDRで風景写真もきれいに

ポートレートモードとポートレートライティング以外に効果がありそうなのは、次世代のスマートHDRですね。

Apple Webサイトから引用

次世代のスマートHDRは 、高度な機械学習を利用して構図内の被写体を認識し、これに賢く照明を当て直すことで、細部もきちんと表現された、より自然に見えるイメージを作り出します。新しい True Tone フラッシュは従来に比べて30パーセント以上も明るくなっています。今秋には、A13 Bionic 搭載の Neural Engine により実現する新しい画像処理システムとなる Deep Fusion も登場する予定です。Deep Fusion は高度な機械学習を通じて写真をピクセル単位で処理することで、写真のどの部分にもある質感、細部、ノイズを最適化します。

https://www.apple.com/jp/newsroom/2019/09/iphone-11-pro-and-iphone-11-pro-max-the-most-powerful-and-advanced-smartphones/

Deep Fusionは、2019年10月にリリースされたiOS 13.2にてサポートされました。新しいiPhoneがDeep Fusion対応かどうかサポートに問い合わせてみたのですが、現時点ではiPhone 11のみ対応としか言えないとの回答でした。。。

A13 Bionic搭載のNeural Engineを使用して、様々な露出の画像を複数取り込み、ピクセル単位で解析を実行し、各画像の良い部分を合成することで、中から低照度の場所で取り込んだ場合でも質感と細部の表現が大幅に向上した低ノイズの写真を生成

https://support.apple.com/ja-jp/HT210393#132

ナイトモードに非対応で夜景はiPhone 11シリーズには遠く及ばない

残念なのが、同じくA13 Bionic搭載のNeural EngineのおかげでiPhone 11シリーズでサポートされた「ナイトモード」が新しいiPhone SEでは対応されていないことです。iPhoneで夜景を撮りたい時には高い効果が期待されるだけに残念です。この辺りがフラッグシップモデルとの差別化でしょうか。

iPhone 8と比較して風景写真はどこまできれいに撮れるか?

下の写真はパリのノートルダム大聖堂で火災が発生して聖堂の棟が崩壊した日の写真です。ちょうど、その日にパリに行く用事があって写真を撮ると女性がその日の絵を描いてました。拡大するとノイズが目立ちますが、次世代のスマートHDRによって改善されることが期待できます。

2019/4/20, iPhone 8

みなさんは新しいiPhone、もしくはiPhone SE(第二世代)は購入予定でしょうか。

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