PR
オーディオ・ビジュアル

バッテリなしで常時接続に適したUSB DAC内蔵ヘッドホンアンプ FiiOのK3

家で過ごすときに音楽を少しでも良い音で聴きたいと思いませんか。ということで、パソコンと接続して音質を向上できるFiiOのK3をレビューします。

FiiOって?

FiiOは、正式には「FiiO Electronics」という会社名で、中国の広州に本社を置くオーディオ関連製品を開発するメーカーです。日本国内ではヨドバシカメラなど一般的な家電量販でも販売していますし、YouTubeでも様々な国の人がFiiO製品レビューをアップロードしていて、世界でも認知度は高いです。スマホの音質を向上させるポータブルヘッドホンアンプやデジタルオーディオプレーヤー(DAP)はコスパが良いと評判が高いです。

FiiOは、積極的に顧客の声を集めていて、例えば、デジタルオーディオプレーヤー(DAP)は集めた声をベースにファームウェアのバージョンアップなども積極的に実施して発売後も改良しています。

最近は、iPhoneなどデジタル製品もソフトウェアの更新で最新機種と同様に使うことができて、少しずつですがロングライフに向かっていく傾向にありますね。メーカとしては買い替えてもらったほうが売り上げはあがるとは思いますが、ユーザの声に耳を傾けて製品ライフサイクルを伸ばすことでファンも増えると思います。こういう企業の姿勢は歓迎です。

FiiO K3の特徴

買ったのは、いわゆるUSB DAC内蔵ヘッドホンアンプのK3で、モバイル用途ではなく家の中で使うことを想定して作られたバッテリーを内蔵していない製品です。

本製品の特徴は以下の通りです。

  • AKM(旭化成マイクロデバイセス)製高性能DACチップ「AK4452」を搭載
  • 3.5mmシングルエンド出力端子とフルバランス構成のヘッドホンアンプ部による2.5mmバランス出力端子を搭載
  • 特注仕様のヘッドホン駆動専用オペアンプ「OPA926」を採用し、320mW(16Ω時)の大出力を実現
  • 電源フィルターおよび過電圧防止機能付きのUSB TYPE C端子を搭載し、安定な接続と電源供給を実現
  • 電子ボリューム方式による音量調整機構を採用し、ギャング・エラー(左右チャネルのレベル差)を一掃
  • 低音を強くするBass Boost機能、およびトーンの歪みを強くするゲイン設定機能を搭載
  • USB Audio Class 1.0/2.0の切り替え機能を搭載
  • 光デジタル出力および同軸デジタル出力を搭載し、DDCとしても利用可能

実際に使ってみての感想

FiiO K3には、本体とUSBケーブル(Type A – Type C)、Quick Start Guideが付いてきます。至ってシンプルな内容です付属のUSBケーブルでパソコン(USB Type A)とK3本体(USB Type C)を接続します。入出力端子は充実していますので、環境に応じて必要なケーブルを買う必要はあるかもしれません。

下の写真の左が後ろ側で、パソコンと接続するためのUSB入力端子、外部スピーカーと接続するためのアナログと光デジタル出力端子があります。また、USB Audio Class 1.0と2.0を切り替えるためのスイッチがあります。常に接続されていることを想定している機器とは後ろ側から配線することになります。

表側には、3.5mmのアンバランス端子と2.5mmのバランス端子、BASSとゲインの切り替えスイッチ、電源兼ボリュームつまみがあります。

後ろ側にあるAudio Class 切り替えスイッチですが、1.0側にスイッチすると、K3とパソコンを接続するだけで、ほとんどのケースでコンピューターにドライバをインストールする必要なく使用可能です。この場合、最大96k / 24ビットまでサポートされます。2.0側にスイッチすると、384k / 32bitとDSD256までサポートされます。DSDサポートには、FiiO公式ドライバのインストールが必要です。

現行のWindows 10には標準のUSB AUDIO Class 2.0ドライバが含まれていますが、DSD再生に問題が発生するようです。DSD再生は試していませんが、Windows 10の環境で、音楽プレイヤーとして有名なfoobar2000を使ってWASAPI(event)排他モードで音楽を再生するとプツプツと音が途切れました。WASAPI(push)排他モードは問題ありませんでした。遅延が少なるなることを期待できるWASAPI(event)排他モードを使いたかったので、FiiO公式ドライバをインストールして問題なく再生できました。

FiiO公式ドライバをインストールした場合、せっかくなので384k / 32bitサポートの恩恵を受けましょう。Windows 10デスクトップの右下のスピーカーアイコンを右クリックして「サウンド設定を開く」をクリックします。サウンド設定画面の右に関連設定として表示されている「サウンド コントロール パネル」をクリックして表示される画面の再生タブにあるスピーカーの「プロパティ」をクリックします。スピーカーの詳細タブに規定の形式としてサンプルレートとビットの深さを選択できるエリアがありますので、「32ビット、384000 Hz」を選択してください。設定後に音楽を再生すると、K3のボリュームつまみ横のLEDが黄色になると思います。これは、48kHzを超えるサンプリングレートで入力されていることを示しています。他には、LEDが青だと48kHz以下のサンプリングレート、LEDが緑だとDSDフォーマットの入力を意味します。

製品ジャンルとしてはヘッドホンアンプなので、表側にヘッドホンやイヤホンを接続して、低音やトーンの歪み、音量を調整して音楽を楽しむことができるようにインタフェースが設計されていますね。FiiOのK3をYAMAHAのNX-50というスピーカーにステレオミニジャックで接続して使っています。たまに、集中して音楽を聴きたいときはKBEARのHi7というハイブリッドイヤホンを3.5mmアンバランス端子に接続します。通常はイヤホンを接続しないので、机の上もすっきりして良いです。

音質に関しては、AK4452は据え置き型のアンプでも採用されているDACチップで、バッテリ付きのUSB DACであるFiiO Q1 Mark IIでも採用されています。音質の傾向としてはこの製品に近いというのが多くのレビューでの評価です。

実際に、スピーカーでパソコン直結とK3経由で音楽を聴き比べてみると、歌手の後ろにいるバンドの音色がよく聴こえるようになりました。クラシックとかオーケストラが好きな人には良いと思います。ただし、使っているスピーカーは再生周波数帯域が55Hz~20kHzと、いわゆるハイレゾ対応(40kHz以上が可能であること)ではないのでご注意ください。

また、フラットな傾向を持つイヤホンのHi7で聴き比べてみると、パソコン直結のときに気になっていたノイズがK3を通して聴くと消えました。また、スピーカーを使ったときと同じく解像度が高くなりました。イヤホンの場合は、特にパソコン直結のときに気になっていたノイズがなくなったので快適に音楽を聴くことができるようになりました。

本製品は高価格帯の製品にも劣らない性能で、入出力端子も豊富で使い勝手も良いです。値段もお手頃なので、全体的なコスパはすごく良い製品ではないでしょうか。お家で音楽や映画など楽しむときのお供におすすめです。

(おまけ)iPhoneやiPadとの接続

K3はバッテリーの付いていないUSB DACなので、iPhoneやiPadなどの端末と接続したいと思う人はあまりいないかもしれませんが、念のため報告です。

iPhoneとiPad、両方と接続を試してみました。iPhoneなどでUSBデバイスを使用するための「Lightning – USB 3カメラアダプタ」を使う場合、Lightning端子で給電しながら使用した場合のみ使用できました。逆に、Lightning端子で給電しなかった場合、電力不足で使用できませんでした。ご参考まで。

スポンサーリンク

コメント