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雑貨

変わらないのに新しい白山陶器の茶碗とどんぶり

どうしても日々の生活に茶わんやどんぶりは必要になりますよね。ということで、十年以上使っている白山陶器のおすすめをレビューします。

白山陶器とは

白山陶器は「はくさんとうき」と呼ぶのですが、白山陶器株式会社という名前の会社です。白山陶器は、名前から推測できるように陶器を製造・販売している会社なのですが、長崎県に本社を置く1779年創業で歴史ある企業です。天草陶石(あまくさとうせき)という素材を使って、生活に必要なお皿など陶器の器をつくり続けています。

白山陶器という名前を知らなくても下の写真にあるしょうゆさしを見たことある人もいるかもしれません。というのも、しょうゆさしは1961年にグッドデザイン賞、1977年にロングライフデザイン賞を受賞し、現在でも販売されている商品です。

白山陶器は、しょうゆさしだけではなく、お皿やカップ、今回紹介する茶わんやどんぶりなど多くの製品を製造・販売していますが、これらの製品ももれなくロングライフデザイン賞を受賞しています。なので、会社名は知らなくても、デパートやもしかしたらお家で目にしたことがある人は多いと思います。

実際にほとんど毎日使っているおすすめシリーズを紹介します。

白山陶器の「ベーシック」シリーズ

白山陶器の「ベーシック」シリーズは、2010年にグッドデザイン・ロングライフデザイン賞を受賞しています。

「ベーシック」シリーズを構成する10アイテムのオリジナル形状は、1960年から70年代前半にかけ、森正洋によりデザインされ、様々な模様のアレンジやカラー展開を得ながら、現在は天目釉と白マットの2色展開で生産・販売を続けています。

「ベーシック」シリーズは、急須やゆのみ、茶わんなど日本人の食事に欠かせないもので構成されています。周りの人に急須や茶わんを描いてもらうとこのシリーズの絵になるのでは?というくらいに普遍的なデザインで発売されてから変わらず支持されているロングライフな商品です。

このシリーズをデザインしたのは、白山陶器の森 正洋(もり まさひろ)さんです。残念ながら2005年に亡くなったのですが、「日常の生活で使う器を考え、形を創り工場で生産することにより、多くの人々とともに共有し生活することに、デザインの喜びを感じる」というデザインのポリシーを持っていて、多くの白山陶器の製品をデザインしています。

森 正洋さんは生涯で110を超えるグッドデザイン賞に選定された作品をデザインしているのですが、この人のおかげで白山陶器が今でも愛されているのだと思います。

「ベーシック」シリーズは日本人の食事に欠かせないもので構成されています。なので、どれを買っても後悔はしないと思いますが、茶わんが3種類の、ゆのみは2種類のバリエーションがあるので、茶わんの大きさで悩むかもしれないですね。個人の好みはあると思うのですが、以下の製品を10年以上使っています。

4寸飯碗(白マット)
φ12×5.5cm

この茶碗は、4.2寸飯碗(φ13×6cm)、4寸飯碗(φ12×5.5cm)、3.5寸飯碗(φ10.5×4.5cm)という3種類の大きさのものがあります。

一般的には、女性が4寸、男性が4.5寸の茶わんがちょうどよいと言われているようです。生活スタイルとして、男女同じサイズの茶わんを使ったり、他の用途で使ったりと使いまわしを考えると、4寸飯碗(φ12×5.5cm)を買うのをおすすめします。

この茶わんにはいわゆるご飯一杯が入る大きさなので、男性も十分に使えると思います。食欲旺盛な人はおかわりもできますよ^-^

白山陶器の「丼・鉢・碗」シリーズ

白山陶器の「丼・鉢・碗」シリーズは、茶わんと同じく森 正洋さんのデザインで、こちらも2013年にグッドデザイン・ロングライフデザイン賞を受賞しています。

このシリーズは、一番小さい「豆鉢」から「7寸反りめん丼」まで、15種類の形とサイズの製品があります。例えば、1960年代から生産していた小鉢(玉割り)をはじめ、1972年に発売された「汁碗」、その後1970年代には6寸平鉢、6寸反りめん丼などが加わり、時代やニーズに沿ってアイテム展開も広がっています。

さらに、この製品それぞれに、深い色合いが美しい東洋の伝統的な釉薬を施した「天目」と「青磁」、透明感のある「青白釉」、磁器の質感を際立てる彫模様が入った「白磁千段」の4種類のデザインのアレンジがあります。

青白釉
青磁
天目
白磁千段

消費者視点で言わせてもらうと、15種類もあってどれを買えばよいのかわからないのと、収納スペースを白山陶器の「丼・鉢・碗」シリーズのためだけに使うわけにはいかないですよね。なので、色々な用途で使えるものを買いたいと思うのではないでしょうか。個人の好みはあると思うのですが、以下の製品を10年以上使っています。

5寸深めん丼(白磁千段)
φ16×8.5cm
容量(満水)900ml

これはすごく便利で、めん丼という名前からも分かるように、うどんやそば、ラーメンなど麺類の食事には問題なく使うことができます。しかも、白磁千段という白い色なのでどんなタイプのつゆの色を入れても反発することがないので使い勝手がすごく良いです。

麺類だけではなくて、XX丼と名前がつくご飯の上におかずをのせて食べるどんぶりにも違和感なく使えます。大きすぎず、小さすぎずという絶妙なサイズなので、小食の方から食欲旺盛な方まで対応できます。

また、煮物みたいなおかずを入れるために使っても映えると思います。実際に、こういう用途でかなりの頻度で使用してますので、間違いなくおすすめできます。10年以上使っていて一度も割れたことないですが、もし割れたら同じものをリピート購入する自信があります。

参考までに、実際に使っている写真も上げておきます。

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